こんにちは!
半田市にあるボディフル接骨院/鍼灸院 鍼灸師のシミズです。
突然ですが、女性が日々抱えている悩みに「美容」があるのではないでしょうか?
なぜ?顔に鍼(はり)を刺しただけで美容に効果があるかをお話しようかと思います。
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お肌トラブルは美容鍼で解決しよう!
多くの女性がお顔で悩んでいることと言えば
○ シミ
○ しわ
○ たるみ
○ クマ
○ 肌のトーン
などではないでしょうか?
今回は「シミ」「しわ」「たるみ」について少しお話をしようかと思います。
皮膚は皮下組織という脂肪層を覆う「表皮」「真皮」の2つの層からできています。
【 表皮 】
表皮の厚さは、0.1〜0.2mmという非常に薄い作りになっています。
この非常に薄い表皮はさらに「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の4つにより構成されています。
表皮は主に表皮幹細胞から作られるケラチノサイト(角化細胞)という細胞からできており、最下層にある基底層から表層へと移動をし、最表層の角質層へ到達をすると垢となり剥がれ落ちます。
このプロセスが皆様がよくご存知の「ターンオーバー」です。表皮は通常では28日周期で再生を繰り返しています。
シミというのは、このターンオーバーの遅れが原因になることが多いんです。紫外線による皮膚へのダメージや女性ホルモンの低下・ストレス・血行不良により細胞の機能が低下し、ターンオーバーが遅れることで生成されたメラニンがうまく排出されず蓄積をし表面に浮かび上がってしまい、それがシミになります。
そこで、美容鍼をするわけです!!
なぜ鍼をすると良いのか?
それは、鍼を直接刺す事で皮膚の細胞を活性化させターンオーバーを促すことで生成されたメラニンの排出をスムーズに行えるようになります。
【真皮】
真皮の厚さは、部分によって異なりますが1〜4mm(平均で1.8mm)と、表皮と比べて厚い構造になって
おり、表皮とは基底膜(層)によって隔てられています。
真皮の主な成分は「真皮幹細胞」であり、新しい細胞へと入れ替えを行ったり、傷を治す働きをしています。また、皮膚のハリや弾力に不可欠なコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す「線維芽細胞」を作り出しています。
○ コラーゲン:真皮の70%を占めています。ナイロンの釣糸のように伸縮性はなく丈夫な特性により、皮膚に耐久性を与えています。
○ エラスチン:コラーゲン繊維とコラーゲン繊維とを繋ぐゴムバンドのように伸縮する特性により、皮膚に弾力性を与えています。
○ ヒアルロン酸:大量に保水ができる特性があり、コラーゲンとエラスチンとの間を浸しており、繊維を安定させることで皮膚の弾力性と柔軟性を保持しています。
この3つは立体構造になっており、その働きにより皮膚は弾力性と柔軟性を保つことができ、「キメ」の細かい皮膚を作り上げています。
シワの原因は、この3つの立体構造が崩れることで起こります。立体構造が規則正しく配列をされることで、皮膚は弾力性と柔軟性を保ちハリのある肌を保つことができます。
立体構造が崩れるまたは乱れてしまうと皮膚を支えることができなくなり、それがシワやたるみの原因となるのです。
そこで、またまた美容鍼をするのです!!
崩れた(乱れた)組織へ意図的に鍼により傷をつけることで、細胞や自己免疫が活性化し崩れた(乱れた)組織を破壊し、自己治癒能力(創傷治癒反応)による生体反応を引き起こし、新しく規則正しい配列をされた組織へと生まれ変わることにより皮膚にハリを取り戻すことができるのです。
いくら高い化粧品を使っていても、化粧成分は表皮の角質層までしか届かず、真皮まではほぼ届きません。
理由は2つあり、1つめは皮膚は外部からの侵入を防ぐバリア機能が強固に作られているという構造上の理由、2つめは薬事法で化粧品の浸透を広告で表現できるのは角質層までと定められているから
という成分や法律上の理由です。
なんでもかんでも肌の奥へ浸透させていたら、免疫機能が作用し常に皮膚に炎症を起こしている状態になります。
また角質層というのは、表皮の一番外側のわずか0.01〜00.3mmの死んだ細胞です。
確かに乾燥によるバリア機能を助け、その事が間接的に真皮層までのダメージを減らす事は考えられますが、化粧品自体が直接的に真皮層へ作用することはほぼありません。
真皮へのアプローチは美容外科による施術が主に行われています。確かに効果はあるものの金額的に少し手を出せないと考えられている方へ「美容鍼」を是非、お試しいただきたいのです。
【ダウンタイムはどのくらい?施術の頻度は?】
○鍼による傷は、極小外傷(マイクロトラウマ)と呼ばれており、傷跡が残ることはありません。
また極小の傷は短時間で塞がるため、ダウンタイム(施術をしてから回復をする期間)もほとんどありませんが、当院では念の為、1週間のダウンタイムをとっております。
○施術の頻度は、施術を受けてから細胞が活性化し自己修復が行われる期間が最大2週間程度持続しているため、2週間に1回( 月に2回 )の施術が理想的です。
この頻度ですと、前回の施術の効果を維持しながら新たに効果を得る事ができ、持続的に細胞へ働きかけることができます。
しっかりやりたいあなたには
月に2回の6ヶ月コースがおすすめです。
【効果はどのくらいで現れる?】
個人差はありますが、2ヶ月〜3ヶ月ほどが平均的です。
【施術後はどうしたらいい?】
○自宅に帰られた際はなるべく早めにフェイスパックをしていただけると、より効果が感じられることができます。角質層へのダメージを与えることで、バリア機能が一時的に弱まり皮膚の「経皮吸収」が促進されています。このことから、いつもは届かない角質層から下の層まで美容成分を届けることができます。
○なるべくお酒は控えてください。鍼の効果で、血管の拡張作用があり血行が良くなっているため、いつもより酔いがまわりやすくなる可能性があります。
○なるべく長時間の入浴は避けてください。上記の説明の通り、鍼の効果で、血管の拡張作用があり血行が良くなっているため、逆上せてしまう可能性があります。
その他は、特にご心配はいりませんので、通常通りの生活をされても大丈夫です。
【皮下出血について】
細胞を活性化させるためには、顔面部に鍼を刺し極小外傷を与えることが必要です。その際に、出血やごく稀に皮下出血(青あざ)などが起こる可能性があります。
顔は最も人に見られる部位であるため治るとしても一定期間、痕が残る事はネガティブな要素になりがちですが、実は細胞レベルで考えるとポジティブな要素の方が多いのです。
この説明は、ご来院いただいた際にご説明させていただきます。
※当院では、施術を受けられる前に鍼の効果や作用・リスクなどのご説明をさせていただきご理解いただいた際に「同意書」へサインをいただいてから美容鍼施術をさせていただきます。
【おわりに】
人間の体は、外部からの刺激にかならず反応します。鍼灸は人間本来の「免疫力」「自己修復力」へ作用し、内側から治していく、整えていく働きがあります。
日頃のお肌のケアに「美容鍼」を取り入れていただき、美容面でのお役に立つことができれば嬉しく思います。
あなたが「美容鍼」に少しでもご興味や実際に受けてみたいと思われたなら、お気軽に当院へご連絡ください。
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