症例別
–ぎっくり腰–
ぎっくり腰になる原因は?痛みの改善には何をすればいい?
「やばい、痛すぎて全然動けない…。」
ギックリ腰になると、痛みと絶望が同時に襲ってきますよね。
ここではぎっくり腰になってしまう原因と、その痛みを改善する方法や予防法を解説します!
ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰の原因は大きく分けると2種類あります。
1つ目は『筋肉の損傷』
2つ目は『椎間板の損傷』です。
80%近くがこの2つ目の椎間板の損傷といわれており、レントゲンやMRIを撮っても損傷そのものを映す事が難しく、当日の撮影では異常が見られないケースがほとんどです。
基本的には適切な処置をする事で回復していきますが、まずは対処法の前に、それを引き起こす原因を紹介しておきます。1日でも早い回復をしたい人は、最後まで読んで、日常で気をつけるべきポイントを把握しておきましょう。
- 急な動作や無理な動き
急に重いものを持ち上げたり、急な動作をしたりすると、腰の筋肉や靭帯に過度な負担がかかり、ぎっくり腰が発生します。 - 筋肉の疲労や緊張
長時間同じ姿勢を続けたり、過度な運動を行ったりすると、腰の筋肉が疲労し、緊張が高まります。この状態で無理な動きをすると、筋肉が損傷し、ぎっくり腰になります。
特にお尻の筋肉やハムストリングスの固さが原因と言われています。 - 姿勢の悪さ
日常生活での姿勢が悪いと、腰に負担がかかり続けます。猫背や前かがみの姿勢が習慣になると、腰の筋肉や靭帯が緊張しやすくなり、椎間板の圧力もましてぎっくり腰が発生しやすくなります。 - 体重増加
体重が増加すると骨にかかる負担は倍以上になるので、1ヶ月で5キロ以上増えているなど急な体重増加はぎっくり腰になるリスクが高まり危険です。 - 血糖値が高い
意外に思うかもしれませんが、脂質・糖質を過剰に摂取していると身体の中で骨をボロボロにする老廃物が産生されるので、血糖値が高い人はぎっくり腰の発生リスクが高くなります。
ぎっくり腰になった時の対処法5ステップ!
- 直後は「氷」でアイシング!
ぎっくり腰が起きたときは、まずは無理をせず、氷をタオルで包んで患部を冷やすと、炎症を抑えることができます。冷やす時間は1回15〜20分程度が目安です。アイスノンを使用せず、氷を使用して下さい。深部を冷やすのは氷が最適です。 - 動ける範囲は動く
実は安静にしすぎるとぎっくり腰の症状は長引きます。通常通り動くことはできないかもしれませんが、寝ているよりも動いている方が治りが早くなるというデータや腰痛ガイドラインにも明記されています。理由として、椎間板は栄養が組織液で供給されるため、適度に圧力がかからないと、椎間板に分散しません。そのため、動ける範囲は動いておくほうが、適度な圧力がかかり、損傷した組織が再生しやすくなります。 - 腰への負担を極力下げる
前に屈む事で椎間板の圧力が増したり、背中の筋肉が伸ばされるので、痛みを感じやすくなります。
また椅子に座る事は腰の負担が高まるため、立って過ごす時間を多めにとるようにしましょう。 - ストレッチ
ぎっくり腰はヘルニアの症状や腰の椎間板の損傷の可能性が高いので、可能であればマッケンジー体操(下画像)などが効果的です。あくまでも痛みのなく無理のない範囲で行って下さい。
- 専門的な治療を受ける
ぎっくり腰の対処はスピード勝負です。直後で動けない場合を除いて、少なくとも当日〜翌日までには治療を受けることをお勧めします。ぎっくり腰の痛みが長引く場合や特にひどいと感じる場合は、我慢せずに病院もしくは接骨院での治療を検討してみてください。ぎっくり腰の原因となる仙骨部、お尻の筋肉、股関節の調整をすることで痛みの解消に期待が持てます。
当院では様々な治療法を取り揃えております。
【鍼治療】
鍼を使って筋肉の深部を緩めることで痛みを緩和していきます。全身にあるツボを使って痛みを抑制する効果に期待が持てるほか、痛めた場所をサポートする筋肉の働きを引き出すことで、悪化を防ぎます。
【ハイボルテージ療法】
ハイボルテージ療法は特殊な電気の周波数を使って、痛みを抑制する(ゲートコントロール)働きを引す効果に期待が持てます。一般的な電気と違い、高圧かつ皮膚抵抗の抑えた電気を流すので、体の奥まで届きやすくなっています。炎症を抑える、腫れを抑える、再生力を引き出す効果に期待が持てます。
前屈みをするにしても体は「連動性」を持って動くため、痛めている部分だけでは別の部位にもアプローチします。トリガーポイントと呼ばれる痛みを抑制してくれるポイントに当てることで、回復力を引き出します。独自に培ってきた豊富なデータをもとに効果的な場所に当てていきます。(下の図の頸椎なども当てることがあります。)
【手技療法】
ボディフル接骨院は毎月10名近くの方がぎっくり腰で相談に来ます。
症例データが豊富なために、一人一人の状態に合った手技を使って施術をします。場合によっては、立った状態で施術をしたほうがいい場合があったり、歩き方一つを改善するだけで回復したりもするので、一辺倒の手技療法では改善しません。なかなか改善しない、どこに行っても治らないと困っているときはご相談ください。病院との併用も可能です。
ぎっくり腰について解説した動画
ぎっくり腰について解説した動画はこちら
まとめ
ぎっくり腰が起きたときは、まずは対処法5ステップを意識してみて下さい。冷やす、動ける範囲は動く、負担を減らす、ストレッチ、専門機関への受診をする。何より素早く対処する事で早期に回復しやすいです。
ぎっくりになる原因である仙骨部のズレ、お尻の筋肉や股関節のインナーマッスル、腿裏の硬さなどに的確に施術をする事で早い回復が期待できます。
ぎっくり腰が長引くと椎間板ヘルニアなどになってしまうため、早い対処をする事が何よりも大事です。
そのままにせず、ぎっくり腰でお困りのときは、ぎっくり腰の症例データが豊富なボディフル接骨院にご相談ください。
ぎっくり腰のプロフェッショナルである私たちがあなたのぎっくり腰を1日でも早い回復へと導きます。